連載コラム「データで考える力」

第2回「勘のよい人には見えるパターンがあります」

そろそろ「データ分析力」を身に着けてみませんか?

こんにちは。「データで考える力」 イニシアティブです。この連載をスタートするきっかけをご紹介したいと思います。

ある日、あなたは上司から言われました。

情報システム部門から「基幹システムのログデータ」を入手し、営業管理、経理部門の持っている

「顧客や見込み客の個人情報データ」を使い、現在の状況を把握し来週報告してくれ。

その次は売上アップするための販売計画を考えてほしい。

頑張りますや売れるハズという前回の報告はダメだぞ、ちゃんと数字と根拠、裏付けを作ってくれないと

そして、適正な商材を適正な顧客層に適切な方法でアプローチする販売計画を立ててくれ。

さて、どうしますか?

データを集めて、集計するだけでも大変なのに、その上分析もしなければならないのは骨が折れる作業だと思います。

「TwitterとFacebookページのデータも取り込んで、我社の評価やサービス改善の施策も出してくれ」と言われなかっただけ
良かったかもしれません。

IT業界ではビッグデータが大きなテーマとして注目されています。

しかし、ビッグデータは技術的な側面に注目されがちです。

確かにHadoop、NoSQLのようなビッグデータ時代の新技術やSPSSのような統計分析ツールがビジネスを支えています。

ではその技術を使う人間の思考、分析力は技術進歩に追いついているでしょうか。

私は自信がありません。Excelもそれなりに使えます。関数、ピボットテーブル、マクロ、VBAを使うこともそれほど苦ではありません。

それでも、統計分析 というツールは確率統計と同じぐらい、興味はあるし事例を見るのは楽しいが、自分のビジネスで使ったことはないという存在でした。

しかし、最近になってSPSS Modelerを使ってこのWebサイトのログ解析を始めたことでわかったことがあります。

「あぁ、アソシエーションという機能が難しいのではなくて、どのような時にどのように使うかという道具の使い方の知識があまりにも足りないなぁ」と。

これからの時代、統計分析手法は大学の研究室や医療や金融業界で利用されるだけではなく、あらゆる業界、そして

マーケティング、営業、営業企画などのより幅の広い職種の人たちが持っていて損はないスキルとなるでしょう。

Excelのピボットテーブルを知っていれ報告書も作れて、だいたいのことはわかるから大丈夫?

はい、たしかに計算式やツールを正しく使うスキルは重要です。

しかしながら、

「データが沢山あるのはわかるが、実際どのような考え方で分析し、ビジネスに役立てればよいかわからない」

という方も多いのではないでしょうか。

また、小手先のテクニックやハウツーを利用してお客様、上司を説得しようとして失敗した経験はありませんか?

この連載をはじめる背景には、とにかく小難しいロジック先行は避けたい、営業やマーケティングなどのビジネスの現場でも発生しているデータを例にとり

あらゆるビジネスパーソンがデータ分析センスを養えるコンテンツを公開したいという思いがあります。(もちろん、私自身のスキルアップも兼ねて。)
このような「現場」×「理論」×「結果を出せる」という観点でこのテーマを話せる人は竹之内さん以外知りません。

さぁ、皆様も”統計センス”と”データ分析力”向上の第一歩を踏み出しましょう。

第2回「勘のよい人には見えるパターンがあります」